中川繁夫写文集

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<掲載写真は、夏祭り 知恩寺境内 2004.7.18>
※2002年2月28日付の文書を掲載します

地域の自然と生活の出来事を提供する
コミュニティカフェ&プレスオフィス(CCPO)

ローカルネットワークの必要性
ー地域の人間関係の創生ー

(1)地域研究機構のネットワーク
  地域に住むひとの高度な教育を実現するために
・これまでの教育のシステムは知的労働と生産労働が分化していたきらいがあった。そのなかで権利義務関係と契約関係で結ばれていた個人関係を、新たな共生と共有の関係へと移行させるための研究機構の創設が必要となる。
・新たな共生と共有の関係を導き出すために必要な作業は、哲学・文学から政治・経済学や地球物理学などの学問領域において近代主義を超えるあらたな枠組みを創生することが必要となる。
・そのためには地域においても専門分野の研究が出来、かつ地域の実情に合わせた学術研究ができる機構が必要である。
・幕末にあった適塾のような形態を想定すればよいかもしれない。
・階層や分野に応じてカルチャースクールのような形態をも付設する。
・学びながら生産に従事するシステムを構築する必要がある。

(2)地域経済エリアのネットワーク
  地域内での生産、流通、消費のサイクルと循環型経済の創生。
・地域内の商工舎のネットワークを充実させる。
・地球環境や環境保全、エコロジーやエネルギー、有機農や工芸品の生産をおこない、自然にやさしい循環型経済への移行を実現する。
・このことで地域の生活サイクルが確保され、地域住民の身体とこころの健康と生活の充実が実現する。

(3)地域内住人の人間性恢復ー祝祭の日々ー
  地域に住むひとの特技を活用するネットワーク
・住人ひとり一人の特技を見いだして従事することで各人の生きがい感や充実感を高める。
・農業をする人、木工品を作る人、商売がうまい人、ひとをまとめるのが得意な人、等々それぞれの特性を生かした職業に従事する。また希望により転職も可能な地域経済機構をつくる。
・このようにして共同の働く喜びをもつことで日々祝祭のごとき境地に至る。

(4)あたらしい人間の関係の創出
  個を超える個人のあり方。
・以下、未記入。


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<掲載写真は、2004.10.2 ヤギの会の稲刈り風景>
※2002年2月17日付の文書を掲載します

<地域の自然と生活の出来事を提供する工房>
コミュニティカフェの開業について

まとめ
 人々の生活において、生活の充実感を得ることを目的として、自分の興味のある分野とか食品とかを絞り込んで、そのものに執着して生産から消費までをサイクル化していくことで成立するものであると考えています。
 おおきな意味においては、社会の構造改革と同時に感性の分野での自己解放のための手段として考えられると思いますが、健康な生命体を維持していくための手法の伝達ということが、当面の目的として掲げてよいのではないかと思います。共感しあう人々が共同して創りあげていくことが、なにより大事なことです。人間の関係についての共同認識が必要です。
 そのためには何が必要かといえば、まず、現状の理解からはいる必要があると思います。現状の理解とは、現状の世界の経済構造を中心とした大きな流れを把握することから始まり、その中で次にやってくる生活環境の予測を立てて、そこで満足感が得られそうな空間を空想する必要があると思います。あるいは、近代主義が打ち立ててきた合理主義や物質主義などからの脱出のための思想を議論していくこと、といったようなレベルから始めてもよいのかも知れません。

 主宰者の考え方や物事の捉え方が問われるところです。人間には欲望と不安があります。その欲望をどのようにして満たしていくのか、そして不安をどのようにして取り除いていくのか。人間は身体を使ってなにかを創りあげていくことを基本的に受け入れる生き物です。つまり労働ということは喜びであるはずなのです。
 にもかかわらず、いまの現状では労働することそれ自体を回避したい欲求にたたされています。この原因は何なのか、と考える必要がありそうです。
 逆に労働する喜びを創り出すものはなになのか、ということも考えなければならないと思うのです。そこのところを本音(欲求に忠実)で議論したいと思います。そして自己変革をしていくのです。
(Shigeo Nakagawa 2002.2.17)




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<掲載写真は、2006.3.11 京都農塾の作業風景>
※2002年2月17日付の文書を掲載します。

<地域の自然と生活の出来事を提供する工房>
コミュニティカフェの開業について


生産・流通・消費のシステムについて
 生産、流通、消費の流れについては、現状では分業体制が徹底されすぎており、経済活動としても非効率であると思います。またその生産にたずさわる個人が、目に見えない大きなシステムに巻き込まれてしまっているので、より多くのモノを所有することや、モノに取り巻かれて生活することで、自らの位置を安定させようとしているのではないかと思います。大規模生産ラインによる規格品や大規模処理ができる農産物の大量流通。現在、それらは世界規模での流通となっていますが、むしろ地域内(ローカルネットワーク)での配分を主体に考えることが必要です。
 このような生活の様式を、どのように創っていくのかを考え提案することが、求められていることであり、このことを実現するためのプロセスとして、生産、流通、消費についてのサイクル(コミュニティカフェ)と情報流通のサイクル(プレスオフィス)の融合があげられると思います。

地域経済の活性化
 現在、地域経済が停滞している主な原因は、ピラミッド型の生産構造が解体しつつあるということです。つまり地場産業が解体したということです。衣食住の生産財が地域外ネットワークで廉価に供給される結果、地域経済が崩壊してきたといえると思います。
 そこで地域内の活性化計画とでもいえると思いますが、次のように考えようと思います。
1、メディアの創出と運営について
2、生産と流通と消費のサイクルについて
3、情報の収集と発信のサイクルについて
4、知的生産実践のための講座について
5、身体と心の健康を創るための講座について

◎メディアの創出と運営について
 別途、新聞社機能に集約します。

◎生産と流通と消費のサイクルについて
 コミュニティカフェが活動を行う基本は、地域内に生産される特定の品種を取り扱うことです。
 ・食品・薬品を生産者から消費者への橋渡しをおこないます。
 ・食品としては自然農産物(野菜、果物)、薬品としては薬草栽培(ハーブ、漢方薬草)などがあります。
 ・これを実現するためにはコミュニティカフェが共同組合的場としての役割を果たします。

◎情報の収集と発信のサイクルについて
 コミュニティカフェと共有する場所に新聞社(放送局)を置きます。
 ・新聞社は地域の情報を地域に還元する役割を担います。
 ・上記の生産、流通、消費サイクルについての情報を集めます。
 ・販売の方法については、コミュニティカフェの経営をおこないます。
 ・工房によって生み出された品物は直営の店にて販売されます。
 ・喫茶、レストランを経営することによって、その工房のある場所が話題となります。
 ・新しい世界観の枠組みとしての思想が変容していくので、その変容に対応できる思想の販売(講座の開講)をします。

◎知的生産実践のための講座について
(1)自然との共生をテーマにした講座を開講します。
(2)生活を創り出すことをテーマにした講座を開講します。
(3)教養を高めるための講座を開講します。

◎身体と心の健康を創るための講座について
 身体をつかう実践講座を開講します。





 

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<掲載写真は、2010.12.26 仁左衛門朝市風景>
※2002年2月17日付の文書を掲載します。

<地域の自然と生活の出来事を提供する工房>
コミュニティカフェの開業について

コミュニティカフェ&プレスオフィスの基本的性格
 これまで重要視されてきた「自己」を超えて、人と人の間で共有する深い結びつきが生まれてくるような場所。このような場所で、私とあなたの関係を創っていくことで自己の居場所を手に入れる。このことを原点あるいは原風景として場所創りを始めていく。
 この原風景を共有して何かをはじめていく「何か」についてのキーワードは、ローカル地域内での生産と消費と、それに伴う付加価値である生活情報の共有だと考えられます。
 「カフェ&プレス」の組み合わせられてある場所。この空間領域の今後の生成展開のなかに、地域経済の活性化と生活の充実、生涯教育的側面、アート化側面、心と身体の合一的な術を伝授される場所、などとして設定される。
 いま、老若男女、人々がそれぞれに生きていく目的・目標を定めるとしたら、「こころの安定」と「生活の安定」、それに「知的充実感」といったところでしょうか。自己を超えて共有するという意味合いは、それぞれの自己が持っているものをその場所に提供していくことであり、新しい生き方を過去のさまざまなスタイルを参考にしながら、自分なりのスタイルを生きていこうとすることです。
 自己の持っている様々な財産(物質的、精神的)を地域で共有していく、といったようなことでしょうか。このことで、他者や地球の生態系や宇宙の存在や、動物たち植物たちと同一化、していくこととでもいえるでしょうか。
 自己を超えて共有できていくもの、創りあげていけるもの、そしてこの創りあげるための戦略といったような思考と実践の繰り返しが必要だと思うのですが、これを通り超えたところに、あたらしい社会の枠組みがあるように思います。

 さて、その自己を超えるところに生じる枠組みが、<地域の自然と生活の出来事を提供する工房>コミュニティカフェ&プレスオフィス、という概念です。
 この基本コンセプトは、個人と個人をつないでいくためのフレームとユニットの構成です。今後の社会において必要な組織というのは、これまでのような組織ではないと思います、
 スケールメリットや収益を追求するような組織ではなく、単体または複数の人間が組み合わされるユニットのネットワークで生命活動が展開されていくものと想定しています。
 その基本形は、相手が見える関係です。その関係のなかで生産されたものが流通する。生産されたものとは貨幣または地域通貨で交換される品物です。
 その基本形を創生していく試みとしての工房が、コミュニティカフェ&プレスオフィスの場所・空間です。(この項おわり)







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<掲載写真は、2009.5.17 京都大原の朝市風景>
※2002年2月17日付の文書を掲載します。

1、基本コンセプト
地域の自然と生活の出来事を提供する
コミュニティカフェ&プレスオフィス(CCPO)

<地域の自然と生活の出来事を提供する工房>
コミュニティカフェの開業について

はじめに
 あたらしい社会の枠組みが目の前に来ており、人間が新しい生き方を実行していくとしたら、どのようなシステムが必要なのだろうか?。
 こういう質問を発し、解決していこうとすることは、あたらしい社会の枠組みのイメージがどのようなものなにかを、明確にしていくことと同義です。
 この枠組みの明確化は、いま私たちが直面している、いろいろな問題への解決を探る道筋として、あたらしい枠組みを生み出すための場所・空間が機能していくことで明確になってくることでしょう。
 このように根本的な領域で、あたらしいシステムを考えるべく場所・空間の創出を試みなければならないでしょう。 

 私たちのまわりには様々な問題が提起されています。たとえば地球環境問題やエネルギー問題、また、個人の心と商品のあらたな関係を探る「宗教的領域と近代主義」の融合化問題などがあります。
 世界の構造は、ますます加速するグローバル化の波で、日本の経済構造をも大きく変容させていくと同時に、人々の心のあり方やあたらしい生活管理システムの開発、流通のあり方、等々、私たちが直面している問題は、マクロには地球規模で、ミクロでは対面する人と人との関係で、あたらしい創生をどのように捉えていくのかという、基本的認識を必要としています。
 時はすでにあたらしい社会構造の入り口のところに立っており、その構造も少しづつは見えてきているように思われます。それはグローバル化に内在するローカル化の現象だと思います。この現象を創造的に捉えて、実践していくことを具体的戦略として、パラダイムシフトをどのように実現するのかのプロセスを、考えることが必要だと思います。



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