中川繁夫写文集

中川繁夫の写真と文章、フィクションとノンフィクション、物語と日記、そういうところです。

2018年04月

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現代表現研究所のHP
先日行ったカフェ&プレスのなかで、話題にしたのは掲載写真のこの展覧会のことでした。日本の写真状況の1970年代において流行った「コンポラ写真」の原点になった展覧会カタログ。直訳で「今日の写真家たち、社会風景に向かって」展、ネイサンライオンズ編集の五人展でした。この写真展は1966年に、ニューヨーク州イーストマンハウスにて開催された写真展です。そのカタログが日本に入ってきて、写真家、写真愛好者らに興味を持って受け入れられたという。コンポラ、その内容について、少しは勉強しておかないと、いま、写真について、語れないよなぁ。このように思う次第で、ぼくが提案して呼びかける<カフェ&プレス>の最初の勉強会テーマです。

この写真展に出品する5人の写真家は、1930年代の生まれのようだから、1966年当時は30代の男子です。2018年の今から俯瞰してみると、その前、その後、その横つながり、いろいろな視点から、その時代というものが語れるのではないかと思います。半世紀が過ぎた今ですから、世界構造や社会環境が大きく変わっていて、まさに歴史として定着させる距離になっていると思うのです、なおかる今に至る、今の原点が少なからずそこにあるようにも思えるのです。そもそも、写真の制作態度とか被写体選びとか、作者のその時代の立ち位置とか、テーマそのものが、それまでとは違って、同時代の人の共感を持つ感覚的なこと含め、新しい内容を呈しているものであろうと思うのです。1966年、これを記述しているぼくは、1946年生まれだから20歳のときの展覧会です。自分史を捉え、自分の感覚と、その写真の感覚との整合性を見つめます。とはいっても、ぼくの居た環境と、五人の写真家が居た環境とは、違います。
(続く)

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いつだったか、2018年4月18日、
掲載写真はその日の夕方、梅田の地下街、英国屋の珈琲カップを前にして撮った。
そういえばこの日は、朝から、釜ヶ崎へ赴き、午後から平野町の10Wギャラリーを訪問した。
夜にレンタイフェスタの最終打ち合わせがあるというので、ここで時間待ちしていた。
どうしたわけか、とっても鬱な感覚ですね。
自覚すればするほど、滑稽な行為をしている自分認識。
意識ある老人徘徊、と自分では言っていて、カメラを持って、目の前の光景を止める。
この春からは、スマートフォンで撮ることが多くて、従前のデジカメて撮らない。
けっこう地に足がつかない感覚で、ふわふわの状態で、彷徨、徘徊、って感じだ。
日常生活そのものが、そういう感覚の中にいて、今だって、なにしてるのか、と。

ここ、ライブドアのブログが、これふくめ五つあります。
いづれも区分していて、じぶん発信の場としているところです。
あたかもじぶんをCTスキャンする感じで、
1、1980年ごろのフィルム時代の作品、
2、デジカメ使いだしたころ2005年ころからの写真、
3、2015年秋からスマートフォンを使いだして撮った写真、
4、最新撮影の写真、
5、手書きだった評論文を転載したこの文集ブログです。
この文集ブログでは、いまこうして書いている「気儘日記」を連載しています。

ライブドアブログは、自分をアーカイブするのに、枠を決めて、使っているところです。
ほかにはシーサーブログに五つ、これは文章が多いブログ群です。
あとフォトハウス表現塾の広報に使っているブログ、アメバと楽天とジュゲムあたり。
そのバックにホームページを作っていて、表現、発信、プレスを自分でやっている。
ニコンとキャノンの写真を載せる枠組み、動画を載せるYouTube。
SNSはインシタグラム、ツイッター、facebookを使っています。
でも、そろそろ整理することも必要だろうとおもうところですが、できないですね。
フォトハウス表現塾のHP

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ながいこと会えなくて、もうお会いすることもないのか、と思っていた女人に出会えました。
ながいこと人生やっていると、そういうことがままあります。
何十年ぶりなんていうのは、同窓会とかだけど、ムーブメントのなかにて遭遇したお方。
そういうヒトと出会えて感動するのは、とっても気持ちいいものですね、信頼みたいな。
生きてる心地って、いちばん底のところを支えている情が、動かされることですかね。

愛しい、嬉しい、楽しい、そんな心地にさせていただける女人にお会いした。
変わってないなぁ、いっそう洗練されて、深くなって、未来を予言してる、みたいな。
あんまり褒めすぎたらいけないけれど、素晴らしくマルチに活躍している女人です。
寫眞や動画のイメージ創り、文章は詩や小説を書く、音楽はバンドをこなす、多彩な女人。
そういうお方に、ふたたびお会いできたというご報告を、ここに捧げておきます。

京都で、カフェ&プレスの月例会を開催します。
4月21日(土)午後2時~午後5時。
場所は、アマノコーヒーロースターズのデスクです。
第一回目だから、どういう流れになるか、未知数ですが、集まります。
会費は、コーヒー代と事務経費で、500円です。
フォトハウス表現塾のHP


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桜の木って、あんがい育ちが早くて、けっこう20年もすれば大木になりますね。
掲載の写真は、金沢の家の枝垂れ桜ですが、幹も太くなり、それなりに大きくなりました。
近年は、毎年木に登って、電動のノコギリを使って、腕位の太さの枝を切ったりします。
でも、もう、脚立に乗るのも、木に登るのも、ノコギリ使うのも、できなくなりますね。
庭に植えておくには大きくなりすぎた木は、森林組合に頼んで伐採してもらいました。
毎年、大きな栗の実が採れた栗の木も、数年前には栗の木も伐採してもらいました。

大きな栗の木の下で~♪、なんて歌があるけれど、それはけっこう大木になりました。
彼女がその木から落ちて救急車で病院へ運んで、なんてことがあって、伐採しました。
栗の木はなくなったけど、柿の木が実をつけるようになり、毎年、収穫できます。
ブルーベリーは低木だけど、食べごろの実になると、小鳥に食べられてしまいます。
年齢をかさね、体力がなくなってきて、そろそろ、引き際を決断しないと、いけませんね。
ああ、やだやだ、嗚呼嫌嫌、抵抗してみたって、無駄な抵抗ですよね、むなしいけれど。

だからスポーツジムに通って、体力維持して、筋肉つけて、体脂肪減らして、なんて思って。
週に二回通うコースを申し込んで、昨日、からだを測り、ガイダンスしてもらってきました。
筋トレマシーンを相手に孤軍奮闘なんて、そんなハードなことはしないつもりですが、です。
生活のパターンを変えないといけないのだと、思っているのだけれど、変えられない。
ようやく好きなことを好きなだけやれるようになったのに、それを減らすのがもったいない。
作家気取りでいるけれど、なんのなんの、ほんのお遊びでしかないと自覚します。

でもね、おもしろいグループができたんですよ、京都極彩秘宝館、なんだかいかがわしい。
なまえを連ねさせてもらえて、展覧会に出品することになったんですよ、作品出展です。
イメージ的にはシュールリアリズムの再来だと思え、ローマンリアリズム宣言をしました。
イメージするのは勝手ですが、今からの時代を先駆ける、写真を中心とした展覧会ですよ。
新しい時代を創るんだから、今の時代の評論では間に合わない、言葉よりイメージですね。
4月17日~4月29日迄、ライト商会三条店のギャラリーで開催です。
現代表現研究所のHP



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現代表現研究所のHP
昨日4月7日、ギャラリー176で写真展をされているセイゲル草柳さんのトークがありました。
和紙に自作の感材を塗って、印画するという手法で、手作り印画紙の作品展でした。
高齢とお聞きしました、これまでに世界各国をめぐられて、現在の作風に至られたようです。
生い立ちのところからトークされ、作品世界を支える作者の情を表出されました。
率直に、感動させていただきました、作家魂というか、制作者の根本感情の表出でしょうか。
ぼくなんかは、イージーな手法で写真を作るという方向だから、真逆の位置です。
でも、写真を表出する心というか、感情は、共有しているように思います。

京都で、カフェ&プレスの月例会を開催します。
4月21日(土)午後2時~午後5時。
場所は、アマノコーヒーロースターズのデスクです。
第一回目だから、どういう流れになるか、未知数ですが、集まります。
会費は、コーヒー代と事務経費で、500円です。
あかつき写房の本田さんと小椋さんが古典技法研究されています。
ぼくのほうもこれまでの経験があるので、合流する予定です。
この古典技法については、別途、ワークショップを組む予定です。
その時には、よろしくお願いします。
フォトハウス表現塾のHP






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このライブドアのブログは、以前、堀江さんが社長をされていたころから、利用しています。
いくつも作れて、軽くて、使い勝手の良いブログですが、アクセスが少ないのが難です。
どうしてかしらないが、アクセス数がほかのブログと比べると、極端に少ないのです。
ただ、これは、一般ブログだから、かも知れません、アダルトブログなら、多いのかも。
これは憶測だから当たっているかどうかわからないけれど、アクセス少ないのです。
やっぱり、気にするじゃないですか、アクセス数、自己宣伝のために公開するのだから。
いまなら、現代表現研究所のHP これですよ、現代表現研究所のこと。
それから フォトハウス表現塾のHP これ、フォトハウス表現塾のこと。
もう、写真のジャンルには、あまりこだわっていきたくない気持ちですが。
表現すること、ぼくは、いま、文学表現というところに、立ち戻ってきています。
現状を真摯に受けとめて、嘘ついたらあかん、これがモットーなんですが、どうかな。
金儲けも、政治で人をたぶらかすことも、もういいか、って思っています。
もう高齢者になっていることを認識して、無理しない生き方を伝授したい。
このブログを、少し、自分のために、記述して、使っていこうと思うところです。
よろしくお願いします!

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現代表現研究所のHP
今年の春は、スマホにて写真を撮って、インスタとフェースブックにアップしています。
インスタグラムは正方形、フェースブックは長方形の形式です。
ライブ感を重視して、インスタグラムはその場から発信しています。
フェースブックは、少し時間差があって、数日以内に載せています。
ひと頃iPhoneを使っていましたが、ゆえあってアンドロイドにかえました。
デジタルになってからのカメラは、コンパクトデジタルカメラを使っています。
作品をつくるのに、それぞれの方のコンセプトがあるから、カメラもそのうちです。
どのカメラを使うのかというのは、その作家のコンセプトに由来します。

この春は、桜の風景を撮っています。
それから嵯峨、嵯峨野という名前と地についての写真と文章を書いています。
自分の立ち位置を確認する、過ごしてきた70数年を、振り返ってみる。
いくつかの想いがあって、取り組みだしていますが、なかなか進みません。
一昨年から、奈良の明日香から飛鳥へ、古代を想う感じで、写真を撮りに行っています。
音楽家の文字さんにみちびかれ、連れて行ってもらっている、という方法です。
京都、嵯峨、嵯峨野は、自分の意志で、入り口をいくつか決めて、そこから歩きます。
そんなこんなで、この春は、もたもた、作品つくりモードに入っています。

現代表現研究所主催で「ワールド・カフェ」形式の月例会を開催します。
名称は<カフェ&プレス>とします。
毎月第三土曜日の午後に開催を予定しています。
4月の開催日時は、2018年4月21日(土)午後2時~午後5時
場所:アマノコーヒーロースターズ Tel&Fax(075)491-6776
会費:500円(コーヒー代+)
 人と人の交流場として、アート情報で交感しあいましょう。
連絡はアマノコーヒーロースターズへ電話、中川へはメールでお願いします。
Tel&Fax(075)491-6776  mail:​pressnakagawa@yahoo.co.jp



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現代表現研究所のHP
今日、2018年4月1日の祇園、八坂神社の光景、昔を思い出す場所です。
昭和30年代の頃ですが、おふくろが、このあたりに店を出していた。
花見の頃に、おみくじお菓子の袋を売っていた。
いまも、屋台のそばに子供がいるのを見かけます。
親がこの商売をやっていて、子供が一緒にいるんです。
ぼくのばあいは、祖母がいたから、家にいて、母親と一緒ではなかった。
ピンクの餅の棒を油であげてカリカリにしたお菓子が中心の袋。
あられが入っているのか、それからおみくじが入っていて、占う。
そうですね、春爛漫、酒のつまみに、そういった乾きものですね。
もう、とおいとおい昔の出来事ですが、体験した出来事です。
おふくろが亡くなったのが平成元年4月のことです。
もう30年も前に亡くなっているんだ、昭和は遠いです。
来年には年号が変わります、どんな年号になるんだろうか。
今日、八坂神社の、この場所を見て、やっぱり思い出してしまった。
記憶ってやつは、消すことができないね、ぼくは庶民です。

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