中川繁夫写文集

中川繁夫の写真と文章、フィクションとノンフィクション、物語と日記、そういうところです。

2018年06月

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フォトハウス表現塾のHP
気儘日記と名付けているから気儘でいいのだけれど、このまえに書いてから十日も過ぎてしまって、これじゃ日記じゃなくて、なんてゆうんだろ、言い方がわからないから、今日も気儘日記のタイトルです。梅雨ですよね、うっとおしくて、蒸し暑くて、サッカーにはあまり興味がないので、触れませんが、世の中、とくにマスメディアが騒ぎすぎで、ぼくが重要だとおもう領域にはあまり触れていかないから、ぼくはぼくなりにやんわりとしか触れていきません。そう、政治批判とか、体制批判とか、それはしません。といって融合するつもりはないけれど、結局、融合している実態が、見て取れて、でも、それを批判しても、結局、そのメディアを使っているのだから、意味をなさないわけです。すっかり、体制融合派、体制容認派、年金生活者の表面です。

なんだったか、ロシア文学者、ドストエフスキーとかいうおじさんがいたじゃないですか。小説家ですね、罪と罰とか悪霊とか、遠い昔に読んだ記憶があるけれど、ぼくはドストエフスキーの研究者じゃないから、それだけのことです。暗い小説のように思えているのは、その当時のぼくが暗く考えていたからかも知れません。外国文学は、それほど読んでいません。深読みしていません。日本文学だって、深読みしていないから、批評はできない。まあ、感想文くらいなら、書けるかも知れないけれど、それもたぶん無理。いま、それほど持ち時間がない。からだが枯れてきているのがわかる。瑞々しい豊かさが湧き出てこない。古希を過ぎると、こうもからだが枯れてくるのかと、思うところです。

現代表現研究所のHP
現代表現研究所&フォトハウス表現塾の主催
<カフェ&プレス>
毎月第三土曜日に開塾しています。
時間は、午後2時~午後5時
開塾場所は、アマノコーヒーロースターズ
参加費500円(コーヒー代+) 
7月は21日の土曜日です。
ぜひ、来てくださいね、お待ちしています。

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沙羅双樹の花が咲いては落ち、咲いては落ち、朝咲いた花が午後には落下します。
狭い庭にこの沙羅の木を植えたのが昭和の終わりごろだったからもう30数年です。
一階のダイニングからは幹しか見えなくて、二階のベランダ正面から写真のこれです。
釈迦が入滅のとき涅槃というのだけれど、その四隅に沙羅の木があって枯れた。
でも釈迦入滅のときの沙羅の木は、この木ではなかったともどこかに書いてあった。
そのように記憶してるけど、沙羅双樹にまつわる話は、これでいいのだろうか。
平家物語の冒頭、沙羅双樹の花、諸行無常の象徴みたいに描かれる花、ですかね。
なにかしら文学青年だったころから、沙羅双樹の木には、思い入れがある感じ。

妙心寺の何処だったか、塔頭の庭に樹齢何百年かの沙羅双樹があって、見ました。
この沙羅双樹、夏椿ともいわれていて、たしかにこの時期、ポトンと花ごと落ちます。
花の色は白、白しかないのか、赤とか、桃とか、見たことない。
見たことないといっても、見たのは妙心寺の庭にある沙羅双樹だけですが。
ポスターに使ってあったけど、苔の庭に白い花が、疎らに落ちている光景でした。
そういえば椿の花、藪椿かと思うけど、赤い花がいっぱい落ちた図ですね。
沙羅双樹、意味がいっぱいある背景の花で、歴史を感じたり、悲哀を感じたりです。

平家物語については、冒頭しか読んでないけど、栄華盛衰って平家のことですかね。
六波羅蜜寺へ行くと、平清盛の墓があったかな、政権の場所を、此処にするんですね。
ええ、六道の道、西福寺の南にあるお寺で、ここへはお盆に、何度も訪れています。
なにか空しい気持ちばかりで、いけませんね、孤立無援、ラジオを聴きながら、です。
過去の栄光の思い出、なんて話題にしているけど、新しいこと始めるには、これ要らない。
そういうことをこの女子アナは言っているようです、栄華盛衰、人生とはそうみたい。
日曜日の朝、ついつい、こんな話をしてしまって、ここに残しておきます。

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先日、京都の北、西賀茂方面へ行ってきました。
五山送り火のひとつに、船の山があるんですが、その麓へです。
住宅があって、登り口もわからなくて、うろうろするばかりでした。
なにか、カフカの物語、題名忘れた、を読んで覚えたような感覚になります。
なにしてるのか、わからない、うろうろ探して、遠くから見えた光景を記録に。
川向こうの山並みに、とんがった山があるので、それが神山だと思うのでした。
ここから加茂川の橋を渡って、柊野別れに出て、上賀茂神社まで南下しました。

ここへ行く数日前には、玄琢から山沿いに歩いて、この近くまで来ていました。
この界隈を歩くのは、初めてのことで、どんなところなのか、興味がありました。
京都北物語というフレームを考えていて、その一環として散策しているのです。
いま、フォトハウス表現塾の拠点を、アマノコーヒーロースターズさんの置いています。
北大路堀川からバス停でふたつめ、東高縄町の前にある処です。
カフェ&プレス、月例会ですが、この4月から第三土曜日に開催しています。
この場所が京都の北にあたるので、ここを中心にして、物語を作ろうと思っています。

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<カフェ&プレス>
いまのところ毎月第三土曜日に開塾しています。
時間は、午後2時~午後5時
開塾場所は、アマノコーヒーロースターズ
参加費500円(コーヒー代+) 
制作の根源になるコンテンツを引きだすための頭の体操かな。
ぜひ、来てくださいね、お待ちしています。

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昨日、ここに、嵯峨野古墳群のことを書いていて、気になることばかりでした。
たしか立命館の京都文化講座のシリーズに、論文があったと思って見てみました。
掲載した写真は、相沢池の水面ですが、古墳群はもっとそこよりも奥の方のようです。
長刀坂、なぎなたさか、と読むのかどうかわからないけれど、この池の奥になるらしい。
図表を見てみると、嵯峨野古墳群の長刀坂支群と表記されているところがそうらしい。
たしかに石碑だったか、グーグルのマップだったか、長刀坂、という表記がありました。
でも、一人では行けないな、道に迷いそう、迷って帰ってこれなくなるかも知れないな。

朝から、「京都・嵯峨野の古墳と他界観」和田清吾文学部教授の論文を読んでみました。
古墳時代の中から後半になるらしいのですが、嵯峨野一帯には沢山の古墳群がある。
特別に、古墳に興味があるわけでもないので、これ以上の詮索はしませんけれど、です。
奈良の桜井市にある箸墓古墳が、古墳の最初だそうですが、嵯峨野は数百年後です。
まだ平安京造営のかなり前のこと、西暦600年前後、七世紀のこと、広隆寺が建立される。
広隆寺って、日本で最初の寺院と書いてありますが、本当ですかね。
北野廃寺が白梅町あたりにあって、今の太秦に移され、名称が広隆寺になる。

その頃の京都イメージを頭の中に描いているところですが、これまでに見た図版ですね。
知識の集約といっても、言葉が、絵とか像とかに結びついて、イメージ化されている。
あらためて、ぼくという思考の構造をみているわけで、コンテンツ作りにつながるのか。
表現というその表出された内容の、基底にあるイメージを創造すること。
これが、このことができること、これが基本だと思っているところです。
その部分に触れていかないと、新しいコンテンツは生まれてこない、のではないか。
解決しないといけない問題、いっぱいあるなぁ、つくづく思うところです。

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いまのところ毎月第三土曜日に開塾しています。
次は三回目で、6月16日です。
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制作の根源になるコンテンツを引きだすための頭の体操かな。
ぜひ、来てくださいね、お待ちしています。

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三月の終わりだったかに散策した嵯峨、広沢池から大覚寺までの道を久々に歩きました。
市バスの山越えで下車、そこから広沢池の西縁を歩んで山手まで行きました。
この山手の奥に古墳群があるとの話なので、そこへ行きたいのです。
棒で閉鎖されている道しかなくて、道といってもなんとか歩ける道、何の表示もない。
ひとつだけ、帰りの道に迷わないように、記憶を確かにして、進んでいく。
池がある、相沢池がある、とスマホのマップに表示があるので、そこまで行く。
アンドロイドのマップは、方向が、わかりにくいですね、見方がわるいんですね。

ともあれ、ひとりで山の中、昼下がりだから怖さはないけど、迷宮ですね。
写真を撮って、なんとか帰還してきて、アスファルト道を歩いて、外れます。
古墳らしき盛山があるので、電柵をよけながら、そこへ辿りつき、のぼりました。
掲載の写真は、それで、遠方左側に広沢池の山、その右手の遠方に市街。
少し広角なので、パースペクティブを見た目のくらいに調節して撮影です。
まだ平安京以前のころの古墳だと思うんですが、このように京都市内が見える。
ふむふむ、昔のひとは、このような遠近感で風景を見たんだ、とおもうところです。

しばらく日本の風景として、奈良県の方に気持ちが行っていたので、京都に戻る。
大和三山の山中の風景を撮った写真を連載しています。
いいえ、決して芸術写真じゃありません、自然のままのスナップです。
香具山、耳成山、畝傍山、神武天皇陵、橿原神宮、ひとまずここまで。
ほかにも纏向方面、聖徳太子の墓地とか、連れて行ってもらいました。
まだまだ、イメージトレーニング中ですので、入り口に立ったところですが。
それらを、京都につなげてきたいと思っているところです。

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