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<掲載写真は、2010.12.26 仁左衛門朝市風景>
※2002年2月17日付の文書を掲載します。

<地域の自然と生活の出来事を提供する工房>
コミュニティカフェの開業について

コミュニティカフェ&プレスオフィスの基本的性格
 これまで重要視されてきた「自己」を超えて、人と人の間で共有する深い結びつきが生まれてくるような場所。このような場所で、私とあなたの関係を創っていくことで自己の居場所を手に入れる。このことを原点あるいは原風景として場所創りを始めていく。
 この原風景を共有して何かをはじめていく「何か」についてのキーワードは、ローカル地域内での生産と消費と、それに伴う付加価値である生活情報の共有だと考えられます。
 「カフェ&プレス」の組み合わせられてある場所。この空間領域の今後の生成展開のなかに、地域経済の活性化と生活の充実、生涯教育的側面、アート化側面、心と身体の合一的な術を伝授される場所、などとして設定される。
 いま、老若男女、人々がそれぞれに生きていく目的・目標を定めるとしたら、「こころの安定」と「生活の安定」、それに「知的充実感」といったところでしょうか。自己を超えて共有するという意味合いは、それぞれの自己が持っているものをその場所に提供していくことであり、新しい生き方を過去のさまざまなスタイルを参考にしながら、自分なりのスタイルを生きていこうとすることです。
 自己の持っている様々な財産(物質的、精神的)を地域で共有していく、といったようなことでしょうか。このことで、他者や地球の生態系や宇宙の存在や、動物たち植物たちと同一化、していくこととでもいえるでしょうか。
 自己を超えて共有できていくもの、創りあげていけるもの、そしてこの創りあげるための戦略といったような思考と実践の繰り返しが必要だと思うのですが、これを通り超えたところに、あたらしい社会の枠組みがあるように思います。

 さて、その自己を超えるところに生じる枠組みが、<地域の自然と生活の出来事を提供する工房>コミュニティカフェ&プレスオフィス、という概念です。
 この基本コンセプトは、個人と個人をつないでいくためのフレームとユニットの構成です。今後の社会において必要な組織というのは、これまでのような組織ではないと思います、
 スケールメリットや収益を追求するような組織ではなく、単体または複数の人間が組み合わされるユニットのネットワークで生命活動が展開されていくものと想定しています。
 その基本形は、相手が見える関係です。その関係のなかで生産されたものが流通する。生産されたものとは貨幣または地域通貨で交換される品物です。
 その基本形を創生していく試みとしての工房が、コミュニティカフェ&プレスオフィスの場所・空間です。(この項おわり)