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<掲載写真は、写真集<京都農塾2004~>2004.6 はたけ作業>
※2004年9月3日~のブログ掲載の文を転載します
フォトハウス表現塾のHP

<自家菜園をつくる>

自然に親しむ気持ちがわいてきたところで手がけるのが、ガーデニング。
最初はお花屋さんで買ってきたポット苗を、植木鉢に移し変えて育てるところから。
そのうち、ベランダ菜園といっています、食べられるものを育て始めます。
食べられるもの、っていうとなんだか嬉しくなりますね。

お花は見て楽しむものですが、菜園は採れたてお野菜がお口に入る。
とってもワクワク、嬉しい気持を味わわせてくれます。
そうこうしているうちに、はたけが欲しいな~~って思うようになってくる。
これが、ヒトの気持ちの自然の成りゆきですね。

そこで自家菜園のすすめです。
一坪農園、貸し農園というのがあります。
自治体が運営母体になっているケースもありますし、
事業団体が運営母体になっているケースもありますね。

世の中、気持ちが自然の方へと向っております。
高度に科学工業化した世の中で、身体感覚を取り戻していく試みです。
それとグローバル化への無意識の抵抗とでもいうのでしょうかね。

自家菜園を作る計画を立てはじめましょう!
第一には、その気にならないと実現しませんからね。
はたけをやりた~い!気持ちだけでは、夢物語です。

その計画ノウハウを考えていきましょう。

<山にて胡桃を拾う>

綜合文化研究所では、自然に親しむ生活を推奨しています。
といいますのも、いまの世の中、余りにも人工のものが多すぎて、
何が自然のままで、何が人工のものかの区別がつきにくいんです。

全て自然がいい!なんてことは申しませんが、
ヒトが人間らしくあることとは、どのような状態を言い当てたらいいのか、ということ。
そこからの仮説としてでてきているのが、自然、自然の方へ、という命題なんです。

今日は、山にて胡桃を拾う、自然のなかの自生の胡桃の木の実の話題です。

お菓子やパンの添加材料に、よく胡桃を使います。
胡桃って、なんとなくいいイメージがあるじゃないですか。
チャイコフスキーのバレエ曲「胡桃割り人形」なんてイメージあります。

この胡桃の需要について使われる胡桃は、輸入です。
主にアメリカ産です。それに中国産なんかですね。
いずれも栽培種で中の実が大きいです。

胡桃の実は、ヒトが最初に食した木の実という話があります。
最初かどうかは別にして、つまり、太古の昔からの食物である。
このことが興味深々のゆえんなのです。

古事記の神話以前ですね、聖書以前、釈迦以前、です。
縄文のころなのか、それ以前の時なのか、採取生活の原点。
このことへの興味深々なんです。

そのころっていうのは、争いがなかった、って言われています。
部族の間での争いが無かった、戦争が無かった。
とすると、戦争は人間の本能、なんて説が無効になってしまいます。

戦争は絶対に認めない立場の私は、ご近所の妙案、ではないですが、
核で地球が破壊され、生命が死滅することで戦争がなくなる、ではなくて、
自生の胡桃を拾うことで、その想像力は戦争なくなる!の方へ傾いていきます。

戦いを容認しない立場に立ったとき、自らの行いの一つが胡桃の採取・・・。
風ふけば桶屋が儲かる、それ以上に遠い関連かもしれないな~とおもいつつ。
でも、このサイトにこのように書いても戦争なくならないね~と嘆くより、
少しは健康な戦争放棄論につながっていくような気がしているんです。

山にて胡桃を拾う行為は、逃亡ではアリマセンです(笑)

<京都農塾からの報告です>

台風の影響で、野菜の値段が高くなっています。
一個1000円のレタス、なんて話題になっています。

そんななかでの京都農塾。
ここでも露地植えの九条ネギがダメージを受けたので
10月23日の作業日に、急遽刈り込みました。
写真は、その九条ネギです。

はたけでの野菜栽培は、自然気象の影響をもろに受けます。
これは野菜が自然の恵みのなかで育つからです。
ということでいえば、今年は山の木の実も不作で、
各地で熊が出没しては話題になっています。

京都農塾では自然との共生をめざしています。
化学肥料を施さない有機栽培をこころがけ、
農薬を撒かない無農薬栽培をこころがけています。

綜合文化研究所でも、地球環境問題についての関心があります。
人間のからだにも悪い影響を与える環境であってはいけないと考えています。
そこから文化の見直しを立てていかないといけないんです。

食べることへの関心をもって、新しい生活スタイルを描こうと考えています。

<食べものを作ること>

食べること、食べ物を作ること、健康について考えること。
それだけではありません、新しい生活のために生産工程を私たちの手で作り出しましょう。

綜合文化研究所は、この身体を養い健康のために「新しい生活スタイル」を提案をしていこうと思っています。

ここでは、なるべく自然のものを食べること、
大地と親しみながら食料を作り出すこと、
そして健康とはどうゆう状態をいうのか、なんかを考えていきたいと思っています。
考えるだけではあらへんのです~、実践していくことなんです。
実践が先にありき、見る前に跳べ!!ですね。

なによりも食べることは身体を維持する基本です。
ところが食料品の現在のあり方を考えてみると、不思議なことばかりが目に付きます。
これでいいのかな?ホントにいいのかな?
そんな思いになってしまいます。そして暗い気持になってしまいます。

たとえば現状。
食品添加物、野菜への農薬と化学肥料、魚の養殖方法、牛豚の飼育方法。
また、アグリビジネスのあり方、生産業者や食品従事者のうそ&ごまかし・・・。

日々、ニュースに流される食料品についての情報は私たちを不安にさせますね~

どうしてこんな状態になってしまったのですか?
安全=健康=な食料を求めていくことって、けっきょくはこの社会の中心的あり方に抵抗していくことになってしまうんよね。これって変ですよね?

<食物流通の問題 >

昨日のTVニュースで、讃岐うどんパックの偽造表示の話題がありました。
国産小麦100%表示なのに、80%をオーストラリア輸入小麦だった。
食物の産地偽装の話題がニュースで報じられます。
食物の産地表示とは、嘘ばっかりなんかな?って思うほうがいいのかも知れません。

偽装する組織があります。讃岐うどん嘘表示には、農協が関係してる。
個人商店とかが偽装するというのなら、
まあ、そんな人間もいるわな~、なげかわしいな~程度で済ませられますけどね。
大抵は会社、それも行政がかんでたり、大手であったりするわけですから、
消費者という立場からいうと、もう、腹立たしいを超えて、人間不信ですね。

こういう状態を「乱れてる」というのなら、
きっと、食の現場だけが乱れてるのではなくて、
いろんな業種で起こっていることなんやろね~。

消費者の立場を考えてもらうには、
もう不買運動しか方法がないのかも知れません。
そういう業者の商品は買わない!!運動です。
バレたら商売でけへんで~!!を思いしらさないとあかんのか、ね。

人間の良心を信じたいと思うけれど、嘆かわしいですね~。
結局は買わないことと、自己防衛で自給自足しかないのかも知れない。
そんな思いもあって、(写真)共同農場で野菜をつくる。

消費者は無力でしかないんですが、どうしよう~って立ち往生ですね。

<収穫祭の話題 >

先日11月21日、NPO京都自給ネットワーク主催の収穫祭が、
京都・百万遍のお寺で開かれました。
生産者、販売のお店、消費者、つまり生産と消費のネットワーク。

食料にまつわる話題って、けっこうニュースになっていますね。
悪徳っていえばいいんでしょうか、消費者を欺くことが多々発覚してますね。
食の安全・安心。
食べものは生存の基本なんですが、もう生産も流通も乱れてますね。

「いいもの」っていう定義は、価格が高いとかいうことじゃないですよね。
自然の素材を、自然に近い加工で、食料として供給される「食べもの」。
どこで、だれが、どのようにして作ったのか、ということが判るほうがいいですね。

ということでいえば、最近はお百姓したい!と思う人も多いですね。
そこで、この収穫祭で、就農相談所なるものが置かれていました。
相談にのってくれる人は、奥村猛さん。
京都・園部で有機農法によって、お米や野菜を作っている人です。

農業に従事したい!って気持ちがあっても、相談する機会がなかなかないですね。
ぼくもその一人なんですが、京都農塾に通って勉強中です。
そうして現場に立ち会うことで、要領がわかってきますね~。

食料にまつわる話題から、収穫祭の一こまでした。

<京都農塾のはなし>

京都農塾は京都の北部、園部で開かれている農学校です。
今年が2年目です。
家族単位での参加者が多いですね。

春から夏にかけての野菜も収穫が終わりの11月です。
九条ネギの植え付けをしている光景です。


有機肥料による無農薬栽培で野菜をつくる。
そのノウハウを勉強しています。
月会費千円、ここで採れた野菜は分配して持ち帰ります。

自分たちで作った野菜を自分たちが食べる。
自給自足にまでは、なかなかいきませんが、でも意気込みはそれ。
世間では、食べもをにまつわる話題がたくさんありますね。
いいはなしもありますが、大方は悪い話です。

自分たちで作り出す、生産することは、なにより安心です。
ここから見えてくる食にまつわる問題も多々あります。
ここで撒く野菜の種は、外国産が圧倒的多数です。
というのは種を売ってる会社の姿勢です。
そのうち種は自家採取しよう~なんて思っています。

お店で売ってる野菜が高騰していますね。
そんなご時勢だからこそ、あなたも野菜つくりに参加されてはいかがでしょうか。

お米もつくっています、もちろん有機栽培です。
京都農塾の話題でした。

<共同農園のすすめ>

近年、農業に従事したいと希望する人たちがめっきり増えているようです。
そこで農業に従事するためにはどうしたらいいのかと、
考え実践するための場所も出来てきています。

ここで紹介するのは、京都農塾です。
京都農塾は京都の園部町天引にあります。
共同農園をやりながら農のことを学ぶ学校です。

学校といっても経費は月千円です。
種を購入したり農具などを購入する諸経費のみです。
家族単位で、または個人で参加してきています。
今年の塾生は子供も入れて約20名です。

ここで有機肥料による無農薬栽培で、お米と野菜を作っています。
消費者から生産者になっていくことの面白さがあります。
みずから生産して消費するサイクルです。
この生活スタイルを生み出すことが求められているんです。

農塾の現場では理屈よりも実践です。
だって理屈を捏ねててもなにも始まらないですから、
お米つくりと野菜つくりの実践ノウハウを積んでいきます。
理屈はそこからです、実践に役立つ理屈です。

京都農塾は開塾から2年がたって、この4月から3年目にはいります。
京阪神地域に在住の方で、興味ある人は参加されるといいと思います。
今年は、ここでも話題として取り上げていきたいと思っています。