徒然日記・雑記帳「愛と癒しの-3-」
むくむく叢書のご案内
_20181025_151324
愛と癒しの-3-
  17~26  2013.3.13~2012.5.24

-17-
朝から、ベートーベンのシンフォニー。
一番から順番に聴いているところです。
いま、九番の第四楽章まで、来ています。
弦のユニゾンでしたっけ、そのばめんです。
聴きなれた、でも久しぶりに聴く、第九。
歓喜の歌の音楽が始まった。

どうして、この第九を聴くようになったのだろう。
中学の入学式のときに、ブラスバンドで聴いた。
五番の運命は、中学三年か、最初に買ったレコード。
その後、二十歳までにカラヤンのレコード全集を買った。
その全集は、バイト先に置いたまま、年月が過ぎました。
手許に、CDの全集があります。

CDの全集をパソコンに取りこんで、聴いています。
いま、独唱が始まった。
バックに合唱がついてきています。
音楽は、聴いていないとわからない。
これは言葉で綴っているわけだから、音ではない。
なにより、今日は、どうしたのだろう。

雨が降りだしてきたよ。
窓の外で、びしびし音がしています。
こころが、萎えてきます。
第九、合唱を聴くと、元気になれる。
ほんとかどうか、いま実験中です。

IMIに来ていた三木学さんと葛城真さん。
WEB配信のシャドウタイムスを発行しています。
港千尋さんと勝又邦彦さんの作品。
今日、いましがた三木さんとやりとり。
購読する手続きに入りました。
知った人と縁が結ばれるのは、うれしい。

合唱が佳境にはいってきました。

-18-
春先は、なんとなく心の状態が不安定です。
でも最近というか年老いだしてからは安定。
かなり安定しているようにも思います。
でもやっぱり、春先は、微妙に揺れますね。
何かしら始まって行く予感みたいなもの。
こころが春のなかに揺れている。

以前に書いた文章を、ブログに書き写しています。
35年前の大阪日記、1980年初めの評論。
1990年ごろのものは「写真への手紙」と題されて。
昨年の初めから順次書き上げているところ。
当時撮った写真のネガをスキャンしています。
過去と向きあうことが多い昨今なんです。

2001年の日付がある文章は、書簡集です。
これは物語風、完成してない文章群です。
こうして自分をみなおすきっかけにしようと。
それで新しい領域が見えてきたらいいのだけれど。
なかなか新しいと思える領域に至れません。
老年の年代に入ってきているからかも。

哀しい出来事には胸が詰まってこみあがり。
不条理なことは、もうあきらめ気分です。
怒りの心が消え失せて、平穏な気持ちになりつつ。
いつまで、こんな雑文を書いているのだろうか。
かってなら人に見せる手前の日記です。
多少意識しながら、いま、書いています。

-19-
春のはじめはどうもいけないです。
喜怒哀楽が交叉する季節です。
桜が例年より早く満開になりました。
昨日、水火天満宮へ行ってみました。
ここは枝垂れ桜が二本あるんです。
写真に収め、動画に収めました。
http://youtu.be/WZXYTqgQelI

横笛の音が聞こえていました。
よく見ると境内の片隅で女性が吹いています。
動画には音を同時録音するのでここぞとばかり。
そのシーンを、まとめて、アップしました。
動画もぼちぼち撮っています。
だいたい20秒くらいを単位に撮っています、

1980年ごろ、ビデオが出てきた当初のバイト。
いまでいうブライダル、披露宴を撮った。
どれくらい撮ったかしれないが、無編集です。
撮影の本番で、そのまま編集してしまうという。
まあ、まあ、馴れた手つきで、収録したと思う。
そのとき培った撮影技術で撮っている感じ。
でも、アマチュアやなぁ、つくづく思う。

瀬川恵美って子がいたけど、死んじゃった。
けっこう親しくしていたから今も思い出します。
最近フィルムスキャンしてたら何枚か写真があった。
順次ブログなどにアップしているところです。
岡崎純さんは、いま、どこで何をしてるのか。
瀬川恵美さんと同居してた男性です。

春はこころが浮き沈みします。
喜怒哀楽、まあ、世の中との接点ですね。
その接点ってのが、喜怒哀楽させるんです。
こころが動いてしまう、昔の関係のなかで。
ゆうゆう生活のはずが、いつの間にか世間と交じってる。
いまはもう、2013年の4月です。

-20-
今日は朝から運転免許証の更新にいきました。
5年ぶり、5年に一回の更新です。
この5年とゆうのは優良運転手だったから。
優良とは無事故無違反ということですね。
この先5年後ってゆうと平成30年ですよ。
西暦だと2018年ですね。

70歳以上は老人のマークをつけるのか。
そのまえに運転講習を受けるとか。
気持ち的にはそこでやめようかと思ったり。
経費的には車があると年間50万円ほどかかる。
やめたらいらないわけだから浮いちゃう。

とはいえ田舎へいくのに使っているから。
そのかわりにJRとか高速バスとかの経費がいる。
田舎での移動をどうする。
田舎の今の乗合バス事情なんてめちゃ悪。
いろいろと想いが浮かんでは消えていきます。

いずれにしても高齢者になっていくわけです。
事故を起こしたりするまえに返上するのがいいかも。
でも不便だよ、やっぱり、なんて交錯しています。
まあ、人生において些細なことなんですが。
こんなことの積み重ねで、老いていくですね。

-21-
いまバッハのヴァイオリン曲を聴いています。
無伴奏のパルテータってシリーズの中です。
バッハが作った曲をよく聴きます。
古典ですけどそのシンプルがいいです。
こころにしみる、心に沁みる。
音が心にしみる、かぼそい音ですね。

心に響く音色、それに楽器、奏でる人。
いま、頭には、写真が浮かんでいます。
心に沁みるイメージ、それにカメラ、人。
人間のすること、感動を呼ぶ行為。
音楽する、写真する、それから文学。
なんか知の体系そのものですね。

今日は宝塚メディア図書館に来ています。
ちょっと仕事が一段落したのでブログ書き。
図書館に畑由美子さんが集められたCDがあります。
クラシック音楽、そのコレクションを聴いています。
もともと音楽に傾斜していたからうれしいです。
どうも子供のころから耳にしていたんです。

ドナウ川のさざ波って曲があるじゃないですか。
小学校の上級か中学生になったころに聞いた曲。
オーストリアへ行ったときのことです。
リンツでドナウ川を見て感動しました。
コンセルトヘボウオーケストラ、オランダ。
アムステルダムで巡り合って感動しました。

こころが立体にできているんですね。
過去と今、見聞した風景との遭遇、とか。
その空間の中で感情が動くんですかね。
人間って不思議な動物ですね。
死んで身体が消滅しても魂が残るなんて。
信じるか信じないかは別としてです。

-22-
4月28日、万博公園のお祭り広場で連帯フェスタが開催されました。
昨年は雨のため中止でしたが、今年は晴天に恵まれました。
もう6年目になるんですが、ここで写真展をしています。
釜ヶ崎を撮った写真を、パネル展示しているんです。
写真作品を見せるというより、釜ヶ崎を知ってもらう。
釜ヶ崎って、大阪のあいりん地区って行政が言ってる所です。

炊き出しが続けられて37年くらいかな、毎日です。
釜ヶ崎炊き出しの会があって、カンパで賄われています。
一日二回、朝と夕方、雑炊の配給です。
理屈をごたごた書きませんが、まあ、現実のこと。
たまたまぼくが30年以上も前に撮った写真があって。
最近撮った写真があって<炊き出しの今昔>です。

-23-
5月になりましたね。
野には花が咲き誇り、木々は新緑です。
爛熟した春ってイメージですね。
昭和の日って祝日4月29日ですね。
ぼくたちは飛鳥へ行ってみました。
大和三山って、畝傍山、耳成山、香具山ですね。
一望に見える丘へいってきました。
気持ち的には偶然に出会った感じです。

高校の日本史で習ったのかな、飛鳥文化。
明日香って名前もあるんですね、明日香村。
飛鳥寺には日本最初の仏像とかがありました。
神話なんて信じてはいないけど、です。
神話を物語として、その想像力には敬服します。
ぼくも文章を書くけれど、想像力がない感じ。
ここだって、文章、雑文ってやつですね。
愛と癒し、その本髄はいにしえの奈良、飛鳥。
そんな気持ちがしていましたよ。

-24-
最近は音楽CDからパソコンに取りこんで聴いています。
いまは、ベートーベンの「運命」を聴いています。
第二楽章が始まって、うっとり聴いてしまいます。
長年、この「運命」は聴かなかったんです。
というのも思い出が鮮明で、聴くと思い出すからでした。
最近は、そんな思い出にもうっとりしてしまう自分。

最初に買ったレコードが「運命」、中学二年生。
お年玉をためていた郵便貯金から千円を払いだして。
千本の森川蓄音機店で、中盤のLPレコードでした。
聴いて、聴いて、聴きまくっていました。
ワンフレーズ、どこを聴いても、運命だとわかる。
それが最初に手に入れたレコードでした。

中学生になって、ブラスバンドクラブに入ります。
吹奏楽です、ここでクラリネットを吹きます。
三年生になるとパレードの指揮をするようになります。
幾つかの中学の合同チームで、行進するんです。
市役所から河原町を通って八坂の野外音楽堂まで。
服装は学生服、夏は白いカッターシャツ、ですね。

音楽に夢中になっていた中学生時代です。
聴くのは小品曲、ハンガリー舞曲とか、バレエ曲。
その他、ピアノ小品曲、まあ、中学生だから、とか。
その後、大人になるにつれて、深い曲を聴くようになる。
つい最近、ハイドンのシンフォニーを聴きだしました。
いつまでも、発見、している自分、ああ、田園が始まった。

-25-
ベートーベンの交響曲、一番から聴いています。
良く聴いた曲の中には入っていない曲です。
1965年頃にカラヤンが日本に来た。
ベートーベン交響曲を全曲指揮するということでした。
その時にカラヤンのベートーベン交響曲全集が出たんです。
箱入りのLPレコード、買いました。
たぶん金額は二万円ほどしたと思う。
月給手取り15000円くらいの時です。

その後、そのレコード全集はアルバイト先へ。
いまは手元にないけれど、CDの全集があります。
15年ほど前だったかに買った。
いまはなか卯になっている白梅町の十字屋。
月に何枚かずつCDを買っていきました。
だいたい毎月5~6千円使って、CDを買い集めました。
まさか、パソコンで聴けるなんて、考えなかった。

時代の流れって、技術革新です。
ハード環境がどんどん便利になってきます。
相対的に安く手に入るようになります。
もうひところ昔から見たら、超現実世界に変容です。
そんななかで、新聞読まない、本読まないと非難されます。
紙媒体の新聞・本が、そんなに必要なのか。
単にそのひとの経験のなかのノスタルジーじゃないのか。

時代ってものについていけない自分もいます。
スマートフォン使っていません。
タレントとか若い人の名前がわからない。
覚えられない、記憶力まったくゼロに近い。
体調もすぐれない。
老人の、音楽はクラシック、でも演歌もいいです。
童謡とか、小学唱歌とか、なんか涙がでてきちゃう。

-26-
愛と癒しの、ブログの名前なんですけど。
どうしてこんなブログ名なのかと。
それは、ぼくが、愛と癒しを受けたいから。
最近、このタイトル、いいなぁ、と思う。
世知辛い世の中、とんでもない事件が起こる。

道学者じゃないけど、愛と癒し飢えてるからよ。
義理人情じゃないけど、それに似たつながり。
お金じゃなくて、地位じゃなくて、なんです。
愛と癒し、なんか負け犬みたいなことですけど。
負けるが勝ち、ともいう言い方もあるじゃない。

もうここまで人生してしもた、と思う。
まだまだこれから人生する人へ愛と癒しを。
もういっぱい経験してきたぼくら世代はもういい。
若い世代、まだまだ生きる時間がある人たち。
そのなかでも折れそうになってしまう人がいたら。

愛と癒し、そんな気持ちが満ち溢れた処がここ。
まあ、人間、みんな、生きていかなくっちゃ。
健全っていわれてる人は、いいんですよ。
そうではない人、おちこぼれてしまう人。
そんな人のために、愛と癒しの、なんです。