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季刊むくむく通信第12号
2007年冬号
編集発行:むくむく通信社 発行人:中川繁夫
2007年2月1日発行 2008.3.11修正

新しい生活スタイルの情報を集めて紹介・批評などをおこなっていきます
生活情報・アート情報・写真情報・文学情報・農業情報・その他諸々

目次
むくむくの話題
記事1 紫野ほのぼの日曜・朝市
記事2 写真ワークショップ京都
記事3 まるエコ塾
記事4 京都農塾
記事5 食と農のネットワーク
むくむく評論

☆むくむくの話題☆

☆むくむく通信社グループの編成について

☆むくむく通信社を作ってまもなく3年を経過します。昨年夏頃から、リニューアルのため、編成替えを考えてきて、むくむく通信社を前面に立てようと思って、むくむく通信社グループとしました。
もとは綜合文化研究所がベースにありますが、これは理論的バックボーンとして、縮小することにしました。

☆この3年間には、ブログやソーシャルネットワークサービス(SNS)が、新しい潮流として活性化され、個人間の情報交換が行われていて、ホームページは静的なツールとなってきています。この三種のWEBメディアは、おおむね商業資本によって運営されていて、それにまんまと乗せられているというのが実情です。でも、これを否定して自らの情報を発信していくのは不可能だと思っています。

☆というのも、むくむく通信社の基本コンセプトには、生産と消費の直結、自給自足経済の成熟、といったスローガンを持っていて、商業主義とは無縁でありたいと思っているのです。このHPは、ヤフーさんに料金を支払って商用広告はいっさい無しです。無料で提供されるサイトは、ことごとく商用目的ですから、このHPにグループの各サイトを作る必要があると思っています。

☆この季刊むくむく通信も12号です。期間中の出来事を残していく目的で、以後も続けていこうと思っています。取り残された老人のたわごとにしか過ぎないとしても、主宰者の生きられた証として、なにより自己満足として、あってもいいのではないかと思う次第です。
 
2007.1.20 nakagawa shigeo

<ネットワーク>
記事1 
紫野ほのぼの日曜・朝市

ここは京都、紫式部通りで開催されている日曜朝市です。
京都市内の北、北大路は大徳寺の前の通りを南に下がったところで、2006年夏から毎週日曜日の午前中に開催されています。NPO京都自給ネットワークが主宰し、農産物は京都有機の会が現地(亀岡&園部)から、農産物他を販売しています。
市中にて開催される日曜朝市は珍しいです。新しい形の生産者と消費者を結ぶ方式だと思います。
次のステップでいえば、生産者と消費者のルートだけにとどまらず、地域の人が生産に携わる関係が作られていくことだと考えます。
京都有機の会は、京都農塾を運営しているし、陶器の店の岩根さんは陶芸教室を主宰されているし、それぞれの出展者の背後にある生産への参加、それへのきっかけとしての朝市。そのように発展的にとらえるのがいいと思います。


            
                     
紫野ほのぼの日曜・朝市 2007.1.14
            

都市の近郊にて開催される日曜朝市がめっきり増えてきて、農産品販売ルートとして、産地直売方式があります。産直だから廉価で良品だ、なんてことでもないように思える最近の日曜朝市です。
京都から車で一時間の範囲でいえば、朽木、大原、静原・・・。近郊農家の活性化策として、ブーム的に拡大してきている昨今です。


 <学校>
記事2 写真ワークショップ京都

     京都写真学校のホームページ

写真ワークショップ京都は、2004年10月から月1回写真セミナーを開催することから始まり、2005年4月には、京都写真学校の通学制の部として開校された写真作家養成講座です。
第二期目の後半にさしかかった2007年1月です。カメラの扱い方を習うことから始めて、この時期には個性ある写真が撮られるようになってきました。

     
               
写真ワークショップ京都 2006.11~2007.1
     
               
セミナーに出品された写真群
     
               
2006.12 フォトフォリオ制作実習

京都に写真学校を!とのコンセプトで開校された、少数個別対応の写真ワークショップ京都です。主宰はギャラリー・DOTとフォトハウス京都。約25年間のノウハウをもって、写真作家養成のカリキュラムを独自に開発しています。


記事3 まるエコ塾



まるエコ塾は、2005年12月から2006年3月までは滋賀県大津市において開塾されましたが、2006年9月からは、滋賀県/安土町にて開塾されています。
滋賀県が推進する<湖国まるごとエコミュージアム>プロジェクトの一部として発足した「まるエコ塾」ですが、独立独歩で現在は、地域ジャーナリスト養成塾を開いています。


まるエコ塾では、いま、地域ジャーナリスト養成塾を開いています。
写真・映像と文章で記事を制作し、独自のWEB媒体を使って、発信していくためのトレーニングです。JR安土駅に近い場所にあるアートシーンの二階を教室にした寺子屋形式の塾です。塾生は地場の大学に通う学生・院生、近郊在住の主婦。まるエコ塾は、毎月第一と第三の木曜日の夕方から開塾されています。自分と自分の生活空間を、自ら取材して発信していける自立した自分を創るための<まるエコ塾>です。食料の自給、環境へのこだわり、まるエコ的な生き方。まだ始まったばかりの<まるエコ塾>ですが、未来への希望は大きいです。



<生産>
記事4 京都農塾

    
京都農塾は、京都府南丹市園部にて開塾されている農学校です。

2003年から開塾された京都農塾も、2007年1月現在、丸4年が過ぎようとしています。環境にやさしい食をつくる。自分の食べるものを自分でつくる。米や野菜を、有機肥料による無農薬栽培のノウハウを勉強しながら共同で農作業をする集団です。


自給自足って掛け声はできるでれど、実際にやりだすとなるとその困難さに直面します。でも、何もやらないより、少しでもやりだす。そんなときにグループに参加して、現場に入っていくというのが一つの選択肢だと思います。
現場に立ってみると、地球環境のことや、エコロジーのとらえかたなどが、うっすらでも分ってくるように思います。
なにより、自分の身体を使って、農業体験をするわけですから、実践の第一歩だといえます。

入塾希望の方は、問い合わせられるといいと思います。



<発信>
記事5 食と農のネットワーク

食べ物を自給していくネットワーク、生産者と消費者という区分を解消していくためのネットワーク。つまり生産者と消費者が一体をめざす個人のネットワーク。この人と人のネットワーク必要だと考えています。

  
 
撮影場所:紫野ほのぼの日曜・朝市 2.007.1
  

むくむく評論

世界は相変わらずキナ臭い話題で満ち溢れています。なにより世界が戦争状態にあることが、心痛むことです。いま、ぼく達の生活周辺を見回してみて、戦争状態のかけらも意識しないことがあります。でも、考えてみると、アメリカを中心としたイラク攻略作戦は、日本も参戦しているところだし、防衛庁から防衛省への昇格というのも、より軍備と参戦を公然化させることに繋がっていくことだと判断しています。

むくむく通信社の主張と提案は、大きくはこの戦争への道をストップさせることにあります。現実を見て、戦争はだめだということは言えます。で、戦争推進派、容認派は、現実を見よ、といいます。現実に起こっている戦争、これから起こるかも知れない戦争に対して、具体的にどう対処するのか。そのためにはどうすればよいのか。つまり現実を容認して、それへの対処療法を、軍備増強という手段でおこなうというのでしょう。俗にグローバル化といいますが、アメリカを中心とした世界一極構造を作り上げていく道筋にある現在です。政治と経済が一体のものとして、グローバル化を進めていくというのが、世界の権力の流れです。

ぼくは、この流れには反対なのです。ぼくたちの年代をまとめて団塊世代と括られて、なにかと話題になっている昨今です。ぼくたちが若かった頃に、学生運動に集約される反対運動に参列した人々が、その後体制に組み込まれて、いまの社会を、いまの生活様式を、いまの思想を作ってきた原動力だとすれば、いまこそ、若かった頃の自分を再検証し、その後の自分を再検証しなければいけないと、ぼくは考えているのです。

悠々自適なルーラルライフ、快適な老後を、なんてことを社会の表面にだして、商魂たくましく誘導する現状ですが、むくむく通信社が主張するルーラルライフとは、反対勢力としての生き方そのものの実践だと捉えています。戦争はだめ。理想論も現実論も含め、戦争はだめ。世界の軍備は即刻解除。この主張が現実離れしていると、対処療法主義者は言いますが、対処療法ではだめ。やはりこのように主張したいわけです。でも、そのように主張しても、じつは空しい気持ちしか生じてこないのも事実だから、ぼくはあえて触れずにいるわけです。

一人ひとりの胸元に、その対応方法があるわけで、戦争を破棄するための一人ひとりのあり方として、自給自足をスローガン化して、それに向けて自分の生活根拠をつくりあげていく。むくむく通信社の主張を要約すればこのようになるのです。この季刊むくむく通信の現場報告は、その具体的な実践現場からの報告だと思っているところです。

2007.2.10 nakagawa shigeo

☆編集後記☆
発行期日が過ぎてもまだ編集中の「季刊むくむく通信」です。三年間12号、まあ、ともあれ面目を保ったなぁと思っているところです。
この三年間で、WEB環境が大きく変わってきたと思います。そうゆうなかで、この季刊むくむく通信の果たす役割といえば、何かな?と考えてしまいます。2007.2.6 nakagawa shigeo