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中川繁夫のホームページ
嵯峨天皇陵、宇多天皇陵、天智天皇陵と、最近、京都近郊の天皇陵を取材しました。
昨年の今頃って、取材に天皇陵は避けていて、太秦から嵯峨野の古墳を追っていました。
ぼくの世代は、反天皇制というイデオロギーが表立っていたし、ぼくもそれに感化された。
だからそれにまつわるあらゆることに反発か沈黙を決め込んでいました。
心情的に、天皇という立場を容認できなかったわけです。
でも、年とってきて、自分がいる世の文化として、天皇制に興味がわいてきました。
いま否定論者ではなくて、賛同者でもない立場にいますが、日本文化に興味があります。
特に古代、国家が形成されてくるプロセス、歴史の分野ですかね、これに興味があります。

そこそこに高齢になってきて、いやこれはあきらかに東松照明さんの影響です。
文庫本で現代語訳の古事記の第一巻を、それなりに読みながら、神話の時代に興味をもった。
史実と神話、意識しだして、日本という国が成り立ってきた背景に興味がわいてきたのです。
まったくアバウトに、イメージだけをつないでいるにすぎないところです。
明日香へ、先っ飛鳥へ、山の辺へ、MONJIさんに連れて行ってもらって、現場を探索。
これが三年前から始まって、纏向とか、天理とか、他にも連れていってもらいました。
おぼろげに古代から平安京あたりまでの全体像が、イメージできるようになってきました。

カメラを持って、行く先々を点描するだけで、文章化するところまでには至りません。
京都のイメージを文章にと試みますが、思うようにはいっていないところです。
先月から今月、西暦2019年4月から5月ですが、元号が替わったのです。
あきらかにこれを意識して、天皇陵、目に見えるモノとして、写真に撮ってきたところです。
膨大に文献資料がある領域ですが、ぼくはイメージだけで全体を掴もうとしているわけです。
そういう歴史の分量を下敷きにして、自分とは何か、という問いかけをしているところです。
73歳になりますが、ようやく自分とは何かという問いの入り口、門を開こうかと思うのです。
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